「無駄だよ」
勇二は言った。

「外れるわけないよ。その手錠。」
と、唯歌にぐいっと顔を近づけて言った。

「僕ね、唯歌ちゃんのこと大好きなんだぁ~。初めて見た時に惚れたんだよね~。」
そういうと唯歌の頬に触れた。

「色白な体、ぱっちりとした二重の目、脚も長いし~。だ・か・らぁ、監禁しようと思ったんだよねぇ~」
そう言ってから唯歌を見た。

唯歌はビクッと身体を奮わせた。