次の日、唯歌は起きて、お手伝いさんに作ってもらった朝ごはんを食べ、学校に行った。


教室に入るとざわめきが一瞬にして静まり、クラスのリーダー的存在である山倉綾(ヤマクラアヤ)が唯歌の前に立ち塞がった。

いや…リーダー的存在と言ったが、前は唯歌の方がリーダー的存在であった。