これで、見事あたしの恋は成就したわけですが…。


「日和、お昼はあたしと二人で食べるでしょうっ!?」

「日和、俺だろ」



キッと睨み付けるみっちゃんに、無言でオーラを放つ礼生くん。



「日和、あたしとこのでか物冷血最低仏頂面男!
どっちが好きなのっ!?」

「当たり前に俺だろ?」



あ、あの~…。



「そもそも、あんたはただの彼氏でしょう?
でかいのは背だけにして、でかい面しないでよね」

「そっちこそ、ただの親友じゃん」



………。