礼生くん…。 早く、早く…。 もっと、あたしを嫌いになって…。 もっとあたしを嫌いになって。 もうあなたの目に、二度と映してくれないほどに、軽蔑して。 じゃないと、あたし…。 やっぱり、礼生くんのこと、忘れられそうにないよ…。 優しいところばかり探して、ますます好きになっちゃいそう…。 だから、礼生くん…。 あたしをもっと嫌いになって…。