なぜかメールでは常に敬語な日和に、フッと笑いが溢れた。

明日。

次の日を待ち遠しいと思ったのは、いつ以来だろうか。


映画も久しぶりだ。

いつもなら1人で観に行くのだが。

しかも、恋愛映画だと言っていた。

実を言えば、恋愛ものは苦手だ。


愛だの恋だの、バカらしくなってしまう。



こんな俺が、明日は楽しめるのだろうか。

いや、俺よりも。

日和は楽しめるのだろうか。



だけど、明日がやっぱり待ち遠しくて。

俺は普段より早い時間にベッドの毛布へくるまった。