「…日生? がんばりなよ?」 本当に、あたしは礼生くんを好きになっちゃいけない。 だから、がんばる必要なんて、ないんだけど。 「…うん…っ…!」 ねぇ、礼生くん? 期待しちゃうでしょ…? あたしの胸は、日曜日まで持つのかな? 今すぐにでも、壊れてしまいそうなくらいに音をたてているけれど…。 泣くことになると、知っていても。 本当はね、礼生くん。 あたしは、あなたが好きです。