けれど、30分ほどたった頃。 ~♪~♪ 俺の眠りは、携帯のメール受信音によって邪魔された。 あまりに鳴らないのに、こういう時だけ。 「…ちっ…」 誰だって言うんだよ。 俺の眠りを妨げるなんて…。 収まったはずなのに、別のイライラが一瞬で俺を埋め尽くしていく。 携帯画面の眩しさに目を細めながら、メールを開く。 ………? 知らないメアド…。 そのメールを読み進めていくとなぜかムカムカもイライラも消えていた。 「…ははっ…」 おまけに、少しだけ笑った。