うちが店番せんと、おとっつぁんも…もちろん、お舟も、うちも生きていけんから…頑張らんと。




せめて、おとっつぁんの病が治ってくれたら…


そんだけで、うちは嬉しいし。




皆の笑顔を見よると…うち、幸せな気持ちになれる。




頑張らんとね。



「よし。夕飯のしたくせんと。」



「お琴ねーちゃん、舟も手伝いしたい!!!」



お舟が、私の背後から抱きついてくる。



「しょうがないな~。」



「やった!!」


お舟がキャッキャとはしゃいでいる。



まぁ、オナゴだもんね



料理や洗濯とかしたいよね




うちは、少し飽きれながらも、お舟と一緒に夕飯を作った。