私はシホ。

今日は『もとめや』でホラーを求めて来た。



カランーーー


「いらっしゃいませ。今宵はどのようなものをおもとめですか?」



「私はーーーー・・・・ホラーを。」



「かしこまりました。では、こちらにおかけ下さい。」




そう言われて指さされた場所を見ると一つの小さなイスがあった。




見ると、掌に乗るくらいのイスだった。




「これに・・・・?」



「ああ!失礼いたしました。こちらです。」




今度は普通サイズのイスだった。



私はそのイスにチョコンと座る。




「あの・・・・なんでそんなに小さいんですか?」




「時にはこのような小さなイスに座るお客様もいらっしゃいますから。」


ここは・・・・不思議なお店ねーーーー




「それで・・・・どんなホラーを読ませてくれるの?」




「フフフ・・・それはですね・・・・・・・」




クラリ




え・・・・?






目が霞む・・・・






フッと意識がなくなる。