でもそれでもいいんだよ、俺は。
昔から打たれ強いのが取り柄だし。
そりゃ、最初の頃はムキになって喧嘩したけど、今はもう聞き流せるようになった。
一種の愛情表現?
そう思うことにした。
「……祐介」
ほら、突き放されたらそんな顔をしやがる。
これ以上、コイツを傷つける必要はあるか?
そんなの、ないに決まってるだろうが。
惚れた女の涙ほど苦しくなるもんなんて、きっとねぇんだ。
「…祐介」
「んだよ……っ!?」
は!?
俺が返事をした途端、アイツがタックルするような勢いで俺に抱き着いてきた。
脇腹辺りにグリグリと頭を押し付けられる。

