学校が終わり夏休みになって
僕、田中太郎は誰一人いない
教室でうなだれていた

「はぁ夏休みっつったって
大してやることないよな…
なんかこう今年は刺激的な
夏休みにしたいよな…」

独り言を呟き教室を出ようと
扉を開けたらそこには1人の男が
立っていた

「刺激的ねぇ〜
なんなら俺がお前の夏休みを
劇的に衝撃的に刺激的に
してやるよ」

彼の名前は山田太郎
僕がひそかに想いを
寄せているクラスメートだった

「え?それってどうゆうこと?」

僕は反射的にそう彼に問う

「こうゆうことだ」

彼はそう言って僕に唇を重ねた

「な、なにするんだ!」

僕はビックリして
頭が真っ白になりながらも
またも彼に問う

「お前、俺の彼氏になれ」

それから僕とあいつの
刺激的な夏休みは始まった