「料理長、こっちに来てください!」 店長は料理長だけを呼びつけた。 店長と料理長の二人は店の奥に消えた。 疲れと嫌気で作業をする気になれず、非常階段から店の外に出た。 タバコに火をつけ、料理長に毒づいた。 (あのオヤジは何を言いたいんだか…これまでうまくやってたろーがっ!) なぜ料理長が急にカラみだしたのか、さっぱりわからなかった。 「バムッチさん、店長が呼んでますよ」