「だからこの件についてはオレの指示を聞け、ってことだ!」 「それはアンタが決めることじゃねぇーだろっ!オレとじゃなくて店長と話せよ!」 疲れていて耐性が低くなったオレたちは、お互いの怒気に一気にヒートアップした。 2人の怒号にみんなが手を止め、成行きを見守った。 店の奥で書類仕事をしていた店長が来た。 「なにしてるの!」 …オレと料理長はお互いに視線を外さずにらみ合い、黙っていた。