面接はそれだけだった。 オレは「ありがとうございました」も「お世話になります」も言わないで席を立ち、開店のための改装工事が続く店を出た。 女の白い指と長い髪、大きな瞳が頭にチラつく… でも、名前が思い出せない。 (ま、また明日会えばわかるか…)