そんなこんなで次の日、アズとあの思い出のケーキ屋にいた。

「アズ…」

「はいw?」

「オレ、出すよ…」

「ダメですぅ!それじゃ意味ないんです!」

「…」

2回目に味わう高級コーヒーはやっぱり味がわからなかった。

ケーキは…たしかにおいしかったが、もう皿の上にはない。