みんなはそれぞれのシフトに分れ、さっそく各シフト同士で仲間意識を共有しようとしていた。

(ったく…どうしてそう群れたがるんだ、コイツらって…)

オレはさっきまでの晒し者だった自分を忘れ、「仲良くがんばろうね~」的オーラに包まれだしたみんなを薄く眺めていた。

「あのぉ~店長…」

田代のアニメ声が聞こえる。

「アタシの名前がないんですが…」