「バムッチクンは週何回くらいバイトできるの?」 「…毎日…です」 大学の講義にはほとんど、というか、まったく出ていなかった。 とりあえず、ヒマつぶしと小遣い稼ぎになればいい、と思っていた。 「バムッチクン、学校は…行ってる?」 「学校はカンケーないッスよね、バイトとは?」 ボンヤリみていた白い指先から女の顔に視線を上げ、イラっとそう応えた。