そんな浮ついたオレを射ぬくように見つめる料理長に気が付いた。 (…しまった、店内より一段高いオープンキッチンからは店内に死角はない。 さっきの…見てやがったな) でも、それがどうしたと言わんばかりに料理長を無視した。