はあ、母親が立ち直りづらい性格だと私は知っていた。朝ごはんは1人ですませた。

やだな・・・。学校・・・。中学校生活2年目を迎えたばかりだった私は、義務教育が終わるのも、あと少し、あと少し。と思っていた。

一呼吸すると、玄関から利き足を一歩出した。

長い、長い、学校までの距離、長いよ。なんで?日向未がそばにいないから?そんなのいつもと同じじゃん。下校の時だけじゃん日向未が隣にいるのは。