私はみんなが班決めをしているとき、ひたすら空を見ていた。

それしか出来なかった。

どうせ、誰か声をかけてくるわけもなく・・・。

「どうして!!?仲良くしてくれるって言ったじゃない!??どうして入れてくれないの??」

この声は日向未か。今でもはっきり覚えている自分が悔しい。

・・・にしても何言ってんだろ・・・?

「はあ?仲良くしてあげてんの。日向未がお母様とお父様に言われたからこれから仲良くしてって。無理ー。もう人数的に。」

釈、そう、奴は釈。