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何もしていないのに1人、何もしていないから1人?とにかく私の周りは矛盾が転がりまくっていた。



「日向未。」
そっけなくとも、返事をしていた日向未も、完全に私を無視するようになった。

図書室とかかれた札を確認してから、ホッとし、扉を開けるのが休み時間の決まりだ。


先生は、いつも私に笑顔を向けてくれる。それなのに私は・・・笑顔を見せることが出来なかった。

笑えない・・・。笑えるはずなのに・・・笑えない。笑いたいのに・・・笑えない。

ほら出た、矛盾。