図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

それからルハンは『もう帰らなきゃ』と言って私の手を握った。


「明日、絶対頑張れるっ。園乃ちゃんならきっと。」

「きっと・・・。うん、頑張るよ。」


ルハンは深く頷いてくれた。

私が『帰ろう』と言ったら、『別れが辛い』なんて、ませた事言って断られた。


「じゃあ先帰るよ?帰るというか・・・。家は無いんだけどね。」

たったったった・・・。





辛そうなルハンの顔を見ていられなくなって、その場から走り出した。





―このときどうして気づいてあげられなかったんだ―





今日ばかりは体を休めようと、深い眠りについた。