図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

私は上目使いでルハンを見上げた。

「温かい・・・。」

羽を握って伝わる温度が、私の涙を引きとめた。

そこには窓から、少し冷たい風が吹いていた。

ひらひらゆれるカーテン。

どうして今日はルハン、口数少ない・・・。

「じゃ、帰るね。病院にもいかなきゃ・・・。」

ひらひらと手を振り合う私たち。

後ろを向いて歩こうとしたその時、何かに引っ張られる感覚に入った。

振り返ると、ルハンが私のセーラー服の襟をつかんでいた。

「どうしたの?」

「・・・・。別に・・・。」

「じゃあね・・・?」

また後ろを向いて歩き出そうとしたその時、ルハンが襟をつかんだ。

「どうしたの・・・?」

「・・・もうちょっと、ここにいてよ・・・。」

なんかおかしいな・・・。
ルハンの様子が気にかかる私。

「ごめん・・・。病院いかなきゃ・・・。また明日来るからね・・・?」

どうしてそんなに悲しい顔をするの・・・?

素直に泣けばいいじゃん・・・。

このとき私は、一緒にいてあげるべきだったんだね・・・。