図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

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私は今、図書室。

自分を落ち着けるためにきている。

「ルハン・・・。ねえ。」

「何?園乃ちゃん・・・?」

相変わらずの高い声で私の名を呼ぶ。

私の名前を覚えているのは、もうこの人くらいしか・・・。

「やっぱさ。私ってどうでもいい命なのかな?」

私がそう言うと、ルハン黙って私の腕をつかんで身を寄せた。

「ねえ・・・。どうなっても良いんだよね・・・?」

ルハンは黙って私を抱き寄せるだけ・・・。

「やっぱさ・・・。私よりも必要とされてる命が、どうでもいいって思われてるんだよ・・・?こうして命があるだけ、どんなに幸せなんだろう。」

このとき、隣の音楽室から音が流れた。

『幸せなら手を叩こう』の応用した綺麗な音色だった。

「幸せなら手を叩こうか・・・。叩く力も入らないよ・・・。」

ルハンを抱きしめた。

「助けて・・・。助けて・・・。」

涙が止まらなかった。

「助けて・・・。」

そうかすれた声で言うと、ルハンは『ブチイッ!!』と自分の羽を、1本抜いた。

「生きてるだけで、100点満点。」

そう言いそれを私に持たせた。