図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

「っは?何で?折角の新しい命なのに、何で!?」

私は聞き求める。

必死な私に比べ、冷静なチャラ男。

「ねえ!何で?どうして!?」

「だってよ。あいつとは元々本気じゃなかったし。子供なんて生まれたら愛人どころじゃないじゃん?だから中絶して、それからあいつと別れる。」


こんな人間この世にいるのかと思うくらい、衝撃的な言葉だった。


バシンッ!!


私はそいつの顔を平手で殴った。


「・・・っ!!命をなめてんじゃねーよ!!」

怒鳴りつけた。
チャラ男も怒鳴り返した。

「んだよ!!やんのか??ええ!?」

「あんたの恋人は、どんな思いでここに来た事か!?どんな思いで体をあんたに預けた事か!命をなめてんじゃねーよ!!」

私は命を台無しにする相手が憎くてたまらなくなった。

「わりーかよ!!?こんなちっさな命なんてどうなったっていいんだよ!!」

ビタンッ!!

私は紙の挟まったボードを投げつけた。

「小さな命だって・・・。私みたいに誰にも必要とされてない命だって、こうして必死に生きてんのよ!!あんたと恋人の間の命なんて、私と比べたらどんなに重々しい事か!!」

捨て台詞を言い、病院を出た。