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そして、流れ的なもので、愛された。

私も、負けずと愛してあげた。

咲花は空気を察したのか、その場にはいなかった。

もう、本当に真っ暗だ。

「園乃、日向未の事、知りたい?」

どうしようかと迷いながらも縦に頷いた。

「日向未さ。園乃に寄り添ってあげたかったんだって。」

!!

「昔から日向未のお父様、うるさかっただろう?メイドたちに監視され、一緒に居たくても居れなかったんだって。」

それ、本当??

「ほんと・・・に?」

ゆっくり頷いた後、とも志君は話しを続けた。