図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

それから、また、私は図書室へ。

1人・・・辛い・・・。苦しい・・・。こんな事前にもあった。私は日向未との出会いを思い出した。日向未とであったときも、同じ感情で溢れていた・・・。
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「う・・・えっ・・・。1人・・・やだよ。」
その日私は、暴力的な父親に家を出された。
まだ、5歳という、幼すぎる歳だった。


雨が、涙をごまかしていた。

1人・・・。辛い・・・。苦しい・・・。

あふれ出す感情。そのとき道端でだれかが手を差し伸べてくれた。

ショートヘア、黄色くて小さな長靴。フリフリの貴婦人がさすようなかさ、クールな瞳、お嬢様の様だった。

その子は、私と同じ歳ぐらいだった。後から知ったが、同じ歳だった。

「ほら、手。つかまるの?つかまんないの?ホントは泣いてんでしょ?雨のせいで見えないけど。速く。メイドが追っかけてきちゃう。」