図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

「フィニッシュ。」

先生の手につられてキャンバスから鉛筆をはなした。

キャンバスの上には、華麗な羽が動こうとしていた。

「うっわーーぁ!!きっれーい!!」

ルハンに続いて私も歓声を上げた。

「っふぁーー!!」

「どう?3人で描いた絵。」

ルハンが興奮しながら言った。

「すごい!!すっごく綺麗!!」

「ルハンが綺麗ですって!私も満足!!」

でも、その言葉の次に気がついた。

先生の心と私の心のギャップを。

先生はとても綺麗で華麗な絵が描けて、私はものすごく汚れていていびつな絵しか描けない。

この現実から逃れることは、できない。

おもわず、涙をこぼしてしまった。