図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

そんなことを考えていると、先生がひょいとキャンバスと鉛筆を取り上げた。

「私手芸とか工作とか、得意なんだよね。」

そう言い、私の利き手の逆の手に鉛筆を持たせた。

すると、今度は先生がルハンに話しかけた。

「ねぇ、天使さん。月井さんのこっちの手、握って?」

何の抵抗もせずルハンは私の手を握った。

先生も私とのルハンの手を握り、かけ声を出した。

「いくわよ!!?」

先生は2人の絵を握ったまま、キャンバスの上に鉛筆を滑らせた。

「う、うわーぁあーあーあー!!」

ルハンはその速さに驚き声を上げた。

「ーー!!っゎ!!」

私もかすかに声を出した。