図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

「知らない人に引っ張られたら、大声を出しましょうだって。ここ、中学校の図書室にしては、幼すぎないかな?これくらい当たり前・・・・・。」

ルハンがつぶやいたことで、私は昨夜のことを思い出した。

そして思った。私は、心が悪魔だから・・・。

そうよ、悪に満ちているから天使の羽なんて描けないんだわ。

悪魔のこころなのよ・・・。

「悪魔の心なんかじゃないわ?あなたは何も悪いことはしてないのよ?」
「でも・・・。でも、でも、でも・・・。」

「それに変わりはないんじゃない?」

言いたいことが言えない自分が悔しい。

でも、その『言いたいこと』が、あるのかどうかも分からない。

・・・・そんな自分も悔しい。