図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

女の人は携帯電話をいじって下を向きながら歩いている。

その女の人を伊与田さんは引っ張った。

止めたかったけど、所詮回想。

私は手も足も出なかった。

その2人を追っていくと、伊与田さんは女の人を壁に追い詰め脅していた。

「女、金を出せ!ただでとはいわねえ、占ってやるよ。お前の全て、だから5万で良い。いいな?!」

・・・占い?

「は、はい。お金なら。」

「分かった。手を貸せ。」

そう言うと、伊与田さんは女の人の手を握った。

・・・長い時間が経ち、ようやく伊与田さんの口が開いた。

「いいか。まず、金を出せ。5万だ、5万。」

女の人は急いで財布を取り出し、5万手渡した。

それから伊与田さんは何かをぼそぼそ言って、女の人の前から姿を消した。

きっと、占いの結果を言ったのだろう。