図書天使-生きたくて死にたくて生きたい-

「俺は、自分で自分を傷つけた馬鹿な人間。そして、人の気持ちを読み解く、そして、時に普通のホームレス、伊与田依春(いよだよりはる)この街の魔王さ。」

そう言って私の前から姿を消したその人は、私の心にぬくもりを残して行った。

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「おーい、ひと殺し!金持ちの親友、やばいことになってるらしいよ。なんか荒れてるとか?お前のせいだったらやべえよ、三葉谷財閥は何でも出来るからね。」

「と、言うことで縁切って見ようか。」

「おそろいのガラスのキーホルダー、砕いとくね。」

ガシャン!!バリ!!ガン!

「ほら、こっちのほうがあんたにお似合い。」

釈と周りの女子は、日向未とおそろいのキーホルダーを、目の前でたたき砕いて破片を私の頭から降らせた。


少量頭に刺さるが、手で取ってそこまで気にしなかった。

「・・・・本当だ。私には、砕かれたガラスの方が似合ってるかも。」

割れたそれにうつる自分の顔を見てつぶやいた。