のんの魂ははこの世から違う世界へと去っていった。

「ってきまーす。」

私は決めた。

誰がいなくとも、何かに見張られていると常に考えること。

いじめの様子は、悪化するも何もなかった。


だんっ・・・。

薔薇のとげが私を迎えた。顔に刺さるとげなんて、手と心に刺さったあの時の剣に比べてどんなに優しいものか。

後ろから来ただろう数人の男子に押されたんだろう・・・。

「ひと殺しさぁん、顔に血がついてますよぉ。」

「殺人の途中でしたかぁ、失礼しました。」