『ちょっちょっと広美!』 『華奈を傷つけたクセに向こうの味方?許せない。』 広美の怒りはピークだった… 私はもういい… 広美の肩に頭を乗せ、空を見てた。 広美はよしよし、しながら電話をかけていた。 空はまだ夏。 あの頃に戻りたい… 花火大会でのキス… 思い出すだけで泣けてきた… 『誰!あんた?』 広美の声にビックリした。 大介の携帯にかけてるのに、女の声… 由香里? 『由香里じゃない?』 私は小声で広美に言った。 『由香里って奴?』 『なんであんたが出るの?』 やっぱり由香里か…