「別に、二人の仲を壊すつもりなんてなくて・・・。 ホントにごめん」
「・・・・・別にいいよ」
今のみなみは、とっても孤独で周りに誰もいなくて・・・
なんか、可哀想だった。
「一週間だけだから」
「分かってる」
「それに・・・・私のお母さんね、水商売してるんだ」
「・・・・・・・・そうなんだ」
「私が帰る時間に、いつも仕事に行くから会っちゃうし・・・・家の近くには誰も行かせないんだ」
そういうことだったのか・・・。
「そのお金で高校通ってるから、何も言えないし」
こいつの話を聞いてると、今までが嘘みたいだった。
「なぁ、もうぶりっ子やめたら?」
「今さら、やめられないよ」


