夏とサイダーと500円玉【短編】

かすかに聞こえる何かが転がっていく音。

登ってきた道を振り返るとごろごろと坂を下る青いペットボトルが2つ。

どちらともなくそれに気がついて俺達はもと来た道を駈け出した。