顔が赤くなったのが自分でも分かった。

多分暗くて気づかれなかったと思うけど。




―――――

――


「じゃまたねー」


しばらくして昼に待ち合わせ場所に着いた。

拓也とは帰り道が違うからここで別れなくちゃ駄目なんだよね。


「・・ね。姫奈。8月5日って空いてる?」

「んー多分。」

「じゃあさ。お祭り行かない?2人で。」



2人??

って事は軽くデートってこと??



「う、ん。良いよ。」

「やった!!じゃ姫奈おやすみっ」

「うん。おやすみー」


しばらく拓也の後姿を見ていた。


3人じゃなくて2人。


「デートか・・。」


1人呟いて家に向かった