危険な学校


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「わからーん!!」


拓也はそう叫んで翼のベッドにダイブした。


今、私達は翼の部屋で勉強会を始めている。

ただいま始めてから5分経過(笑)

拓也諦めるの早いよー。



ってそう思ってる私も・・

数学の問題でずっと苦戦中。

数学苦手なんだってば。

はあーー。



「わからーん!!」


私も翼のベッドにダイブした。

なんか拓也がやってて楽しそうだったんだもん。


「うぉ゛っ」

ちょっと拓也の呻き声が聞こえた。

ほんの少し当たったみたい。

ごめん、拓也・・。



「お前ら~・・。宿題進んでないじゃないかよ!!」

「だってぇー」


翼は真面目に問題解きまくってる。

まだ5分しか経ってないのに・・・。