危険な学校

「き、キレイだね、景色・・!!」

「そ、そうだな・・??」


ぎこちない会話。


いや、会話とも言わないかもしれないよ。





「な、なあ姫奈・・??」


丁度ゴンドラが真上に来た頃。


翼は話しかけて来てくれた。


ふう~


やっと会話が続くよー。


「なーに??」

「んー・・とな・・」


翼は私のことを見たと思うと目線を外して外を見たり・・


なんなの!?


「ねえ?何?」


なかなか話し出さない翼にちょっとイライラし始めた。


「・・・姫奈。」


「ん・・??」


―――それは突然の出来事。