危険な学校

「ちょ、翼ーー!?」


隣にはお腹を抱えて笑ってる拓也。


私の声は虚しくお化け屋敷の中に響いた。


っていうか怖いんなら・・


一緒に行った方が良いんじゃないのかな??


1人の方が怖いような・・???


「じゃ、行くしか無いよね??」

「んー。じゃ行くかあ。」


そう言って拓也は私の手を掴んで何事も無かったように


・・・歩きだした。


「え、え??拓也・・??」


私の頭は軽くパニック状態。


拓也・・真面目に性格変わったよね・・。


私は恥ずかしくて顔が赤くなった。


「ハハ。姫奈可愛いー」

「///バカ。」


そう言って無言で歩いた。