危険な学校

拓也と私はかなり盛り上がってる中・・


翼だけは心なしか顔が青い。


もしかして―――‥‥


「翼・・お化け屋敷苦手なの?」

「・・・・な!!なわけないだろ!!よし、行くぞ・・!!」


私の言葉に慌てた翼は先にお化け屋敷へと向かってしまった。


それにしても・・可愛いなあー。


元ヤンのくせしてお化け屋敷無理とか・・


ハハ・・。なんか笑っちゃう。


「ねえ拓也。絶対・・翼お化け屋敷苦手だよね??」

「だな。変なところで見栄張んなくても良いのにな。」

「まあ・・。楽しもうか♪そんなに怖くないしね」

「おう。翼のことは後で笑ってやろ!」


2人で翼のことを話していると翼が後ろに振り返って


「絶対怖くなんてねーからっ!!」


そう私と拓也に叫んだ。


私と拓也は顔を見合わせて笑っていた。