私は唖然とした。だってそこには・・・


「君!ってかみなみぐうさん?朝逃げていった人じゃん」


そう


そこには朝私が逃げていってしまった人がいたのだ。


まさか同じ学年だったとは。大人っぽかったからってっきり先輩だと思ってた。


「朝はすみませんでした・・私の名前は“なんぐう”姫奈ですので・・」


私は下に俯きながら敬語で話した。

だって怖いんだもん。


小泉さんはそんなの気にして無いみたいで普通に話してきた。


「ふ~ん・・。なんぐうって言うんだぁ。席隣同士これからよろしくなっ!」


そう言って私の肩をポンってした。


私は咄嗟に


「キャッ・・。触らないで!!」


と叫んでしまった。


おかげで教室にいる人たち&先生までもが私の方を見てきた。