危険な学校

どんどん当たる夏の生ぬるい風。


汗も流れる事を忘れて怖がっている私。


はっきり言って私は絶叫系全くもって無理。


小1の頃ジェットコースター乗って泣いてからもう乗ってないし。


あんなグルングルン回って、あんな速いスピードで走るジェットコースタは絶対壊れて落っこちちゃうもん!!


「ちゃんと摑まってるー??」


圭祐は風に負けないぐらいの大声で言った。


正直ちゃんと摑まってないんだよね・・。


だってしっかりは無理でしょ??


だからちょっと摑まらせてもらって頑張っていた。


でもこれで落っこちて怪我でもしたら日曜の翼とのデートが行けなくなっちゃうかも。


・・・嫌やっぱさすがに出来ないよね。


そんな私の心を知ってか知らずか早く摑まれよとまた言わたから、恐る恐る腰へと手を回した。