ティアドロップ エアラインズ

『なんだって!?』


甲高いジーンの声だ。

交信先は、管制官。


『それは了承しかねる。リディアなら大丈夫さ』

「・・・ジーン、何だ。管制はなんて?」



彼は乱暴に無線を切ると、こう切り出した。


『すまないがリディア、上空待機だ』