「お前のせいで奏音は恋愛が出来
なくなった。」
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「おはよ!ちな!!」
「あ、奏音!おはよ!」
これは2年前の私(白河奏音)と千夏。
私たちは1年の頃から、クラスが一緒だった。
多分、1学期の中旬頃だったかな。
私には好きな人が出来た。
人生で初めての好きな人。
初恋だった。
名前は中澤剛志(なかざわつよし)。
私の隣の席で、すごく話しやすくて・・・優しい。
そんな彼の性格に惚れ込んでしまったのだ。
運動神経も良く、かっこ良い彼とは毎日メールをしていたし。
私の物にしたい。
そう思っていた。