私は急に腕を捕まれた。

「こっち来て!」

その人の顔は良く見えなかったけど、とにかく必死で走った。




どれくらい走ったかな?

私達は暗い路地の裏についた。

「もう、来ないよ。」

私はほっとして上を見た。

見るからに好青年って感じで、普通にカッコいい。

これはモテるだろうなぁ。

「大丈夫だった?恐かったでしょ。」

「あ、ありがと・・・・っ・・・ッ」

なぜか分からないけど涙が溢れてきて・・・。

いつの間にか号泣していた。