今日も待ち合わせ場所のところに行き、8日と同じように中学校へ行った。
…―――――
9時ぐらいに教室に担任の先生が来て、長い話がはじまった。
話の内容は
校内めぐりをしてから教科書をくばるそうだ。
「晴香!しゃべりながら行こ!」
「うん!じゃあ行こ!」
うちらは他愛の無い話をしなが校内をめぐった。
…――――
教室に帰ると
神田 彰 [かんだ あきら]
と神田のななめ後ろの奴2人でこっちを見て笑ってる。
神田とは小学生のとき同じだったから知ってるけど…
神田のななめの奴知らん。
「あんな奴知らんわ…」
ってつい小声で言っちゃった…
「おい!遠藤!お前純のこと好きなんやろ?」って神田のななめ後ろの奴が聞いてきた。
「はぁ!?」
もう好きちゃうから…
純ってのは
田村 純 [たむら じゅん]
まぁこのことを言ったのはあいつしかいない…
「神田!!!お前しかおらんやろ!」
うちはキレ度MAXで神田を睨んだ。
「うわっ!こわっ!」
誰のせいでこんなにキレてると思ってんねん!
ほんま男はあきれるわ…
「なぁ!そこの神田と仲良い人…」
「ん?」
「うち田村のこと好きちゃうで」
「へぇー(笑)」
なんで笑いながら…
神田はまたウチの知らない男子にコソコソなにかしゃべってる。
「ほんま!」「うん!」
もう…絶対ウチのことや…
「お前純とつきあってるん!?」
こいつ…初対面とは思われへん…
「つきあってないわ!」
「じゃあつきあってた?」
神田も入ってきた。
「つきあってないし、つきあったことない!」

まわりの人たちは
「なんやぁー」「しょうもな」
とか言ってた。

…――――
教室をでるとき
初対面なのに行儀が悪い奴が
「純のこと好きなんや…」ってなんの嫌みやねん!

こんな感じで1日終わった。