「武典」

「ん」



「あんがと」

「・・・」


「うっとーしかったんだよね
 あいつら」

「あっそ」

「それに嬉しかったし」

「女か」



「やっぱお前しかいないわ」



凪の栗色の髪が揺れた


一応、
校内で恐れられている(?)俺が一言いえば
その一言を破るやつはいない((はず

俺と絡むやつなんか
俺に興味があるやつと凪ぐらいだ

だから、凪は大切なんだ



「俺、補修数学だって」
「俺は地理」

「そっか、じゃまた後で」
「おう」


軽くハイタッチをすると
凪と俺は一度別れた




~補修サボりの金髪女子軍団~



「凪くんと武典くんって
 なんか怪しくなぁーい?」
「あぁ、2人にしかないオーラが・・・」
「あるある!ピンク的なさ」

「今日、下校つけてみない?」
「いーねwなんか分かるかも」