それから少しして、沢さんが迎えに来て、 車に乗って仕事場へ向かう。 「優! はい!」 桃華がサンドイッチを渡してきた。 「サンキュー…」 あんな短時間で作ったとは思えないくらい種類があった。 「料理、得意なんだな」 「2人とも、仕事三昧だったからね」 「……そうか」 俺と、同じだな。 とは言えなかったけど…。