最低の恋を、してみました。

「わかった。ちょっと温いけど」



でも、貸す事にする。



だって、自分の服をナオが着るなんてもうこの先絶対ないから。



しかも、それをまたあたしが着れるなんて。



嬉しすぎる。



ストーカーの気持ちが今ならわかる。



靴下を貸すのにはさすがにちょっと抵抗があったけど、ナオが気にしてないみたいやからいいや。



「ホンマや、温い。ってか、短っ!お前いっつもこんなスースーするもん穿いてたんか!しかもルーズソックス蒸れる!暑い!」



ナオがあたしの服を装着した。



いや、すんなり装着出来てしまってる。



何でウエストピッタリなん。



あたしは若干キツいんですけどね。